森林研究本部へ

林業試験場

ツツジ科樹木の害虫

異常部位 症 状
幹・枝 表面に虫または異様なものが多数付着する。幹や枝に穴・傷はない。
葉・新芽 葉や花が食べられる。
変色する。食べ痕はない。虫または異様なものが多数付着する。しばしば、葉が黒ずんだり、スプレー状に白から黄色に変色する。
葉が黄ばんだり枯れる。樹上に異常や虫はみられない。 → 根へ。
細根が減少する。樹皮にかじり痕がある。土中に虫がいる。

ツツジ科樹木の葉食性害虫

ドクガ ドクガ 体長最大約4cm。黒褐色でオレンジ色の縞や斑紋があり、多数の暗褐色の長毛を生じる。秋から春に発生する。被害は春に目立つ。小さな木に発生する。触ると皮膚炎を起こす。

ベニモンアオリンガ ツツジの花を食べる。

ルリチュウレンジ ルリチュウレンジ 体長最大約25mm。胸腹部は黄緑色から灰緑色、尾端背面は黒色、刺毛のある小黒斑が多数ある。頭部は若齢から亜終齢までは黒色、終齢では黄土色。7~9月に出現。

タケウチマドハバチ タケウチマドハバチ 体長最大約15mm。 灰色で、腹面は薄い。小さな幼虫では全体薄い灰色。 頭部は茶色、小さな幼虫では黒色。6~7月にレンゲツツジの葉を食べる。

戻る

ツツジ科樹木の吸汁性害虫

ツツジグンバイムシ ツツジグンバイムシ 葉がスプレー状に白や黄色になる。葉裏に幼虫や成虫(体長約4mm)が見られる。春から秋に発生。

ツツジコナジラミ ツツジコナジラミ 葉が黒くなる。葉裏に長さ1~1.5mmの黄色の楕円形のものが多数つく。1mmほどの白い虫が飛び回る。春から秋に発生。

ツツジコナカイガラムシ ツツジコナカイガラムシ 体長最大約4mm。ワラジムシ形で白粉に覆われる。葉裏に白い粉状のかたまり(卵のう)がみられる。春から秋に発生。

マツモトコナカイガラムシ ツツジコナカイガラムシに似るが、卵のうを作らない。

カタカイガラムシの1種 茶色。

戻る

ツツジ科樹木の根部害虫

キンケクチブトゾウムシ キンケクチブトゾウムシ 幼虫は体長最大約10mm、体はほぼ白色。胸脚がない。成虫は体長約8.5mm、黒褐色、鞘翅に黄色の斑点(鱗毛の塊)があり、口が突き出す。

戻る