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エネルギー・環境・地質研究所

自然環境部

生物多様性を守り北海道の自然豊かな暮らしを未来に!

近年、ネイチャーポジティブや30by30へ向けた取り組みが注目され、地球規模で自然環境の保全や生態系サービスの持続的利用に対する重要性が高まっています。その一方で、国内ではクマ類やシカなどの野生動物が都市部に侵入する事例の発生や農業被害の拡大といった、あつれきの増大が大きな社会問題となっています。自然環境部では、本道の多様な動植物の生態や生息(生育)環境、個体数の把握などに関する基礎的な研究に取り組むとともに、そのような研究で得られた知見を基盤として、湿原や海岸など貴重な生態系の再生や野生動物が引き起こすあつれきの軽減、野生動物の資源活用といった応用分野の研究を充実させています。また、行政や道民のみなさんから寄せられる技術支援の要望に応じ、研究成果を活用した普及・啓発活動にも積極的に取り組んでいます。

主な取り組み

野生動物の管理

  • エゾシカ・ヒグマの個体群管理
  • エゾシカ・ヒグマによる被害の防除
  • エゾシカの有効活用

生態系や希少種の保全

  • 湿原・海岸など自然生態系の保全
  • 農村生態系の保全
  • 希少植物の保全

外来種の防除

  • アライグマの排除
  • アライグマによる被害の防除
  • アライグマの生息状況評価
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白根ゆり 撮影
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関連リンク

【広報誌「エネ環地研VIEW」】

 第5号「自然環境部の挑戦! ~生態系の保全と野生動物との共存を図り、北海道の生物多様性を未来に引き継ぐ!~」(2023年2月15日 発行)

【研究報告書など】

 北海道におけるアライグマ被害対策の手引き

 ヒグマとのあつれきを避けるために−ヒグマのこと、もっとよく知ろう−

 遺伝子マーカーによるヒグマ生息密度推定マニュアル

 北海道内の劣化が危惧される湿原を保全していくために

 森林管理者のためのエゾシカ捕獲の手引き

 森林管理者のためのエゾシカ調査の手引き

 阿寒摩周国立公園の森林植生に及ぼすニホンジカの影響把握に関する調査の手引き

 囲いわなによるエゾシカ捕獲の手引き ~草地適用型囲いわなの紹介~

【データマップ】

 エゾシカ狩猟情報マップ

 BirdBase(アジアの鳥類分布データベース)

【動画】 道総研YouTubeチャンネル

 BBといっしょに のぞいてみようヒグマのくらし(セミナー編)【R4道総研セミナー #1

 BBといっしょに のぞいてみようヒグマのくらし(リポート編)【R4道総研セミナーのご紹介】

 環境研究総合推進費 一般公開シンポジウム『野生の営みのダイナミクスに迫る〜世界遺産シリエトクのヒグマとエゾシカ〜』

 フィールドに出て鳥を見よう!【ランチタイムセミナー#292012年9月20日)】

 新しい地図が魅せる!「捉える」【ランチタイムセミナー#142011年6月28日)】

 エゾシカを食べて生物多様性を守る【ランチタイムセミナー#0520101013日)】

 クマ出没の裏を読み解く-森とクマと人と-【ランチタイムセミナー#0420101012日)】

 知ってる??アライグマ【知活ゼミナール2021(札幌市立大学・道総研共同セミナー)】

 ヒグマ出没の背景と対策を考える#5【道総研セミナー(2012年9月29日開催)】

 ヒグマ出没の背景と対策を考える#4【道総研セミナー(2012年9月29日開催)】

 ヒグマ出没の背景と対策を考える#3【道総研セミナー(2012年9月29日開催)】

 ヒグマ出没の背景と対策を考える#2【道総研セミナー(2012年9月29日開催)】

 ヒグマ出没の背景と対策を考える#1【道総研セミナー(2012年9月29日開催)】

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  • 産業技術環境研究本部 エネルギー・環境・地質研究所
  • 研究推進室 研究情報グループ
  • TEL 011-747-2434 Email eeg-koho@hro.or.jp