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林業試験場

光珠内季報-令和5年度-

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バックナンバー



 

令和5年度(No.207~   )

No.210号(2024年3月発行)

No.210全編(PDF:3.4MB)

No.209号(2023年12月発行)

No.209全編(PDF:5.2MB)

  • 積雪地におけるエゾシカ侵入防止柵の設置と仕様の変更(PDF:1.6MB)
    南野一博
    令和5年3月に森林環境保全整備事業における侵入防止柵の設置に係る仕様が変更されました。本報ではそれに関連する受託
    研究の成果や仕様の変更点について紹介します。
      
  • 地下水が育む冷水性魚類の生息環境:気候変動下でのClimate-change refugiaの重要性(PDF:1.2MB) 
    石山信雄・長坂有・長坂晶子
    流域地質(流域内に占める火成岩の割合)が北海道の山地河川において冷水性種の好適な生息地を把握・予測するのに有効
    な指標であることを紹介します。また,その知見がどのように温暖化適応策に活かせるかについても河川ネットワークの保
    全・再生に着目して報告しています。
     
  • クリーンラーチでのならたけ病と被害の見分け方(PDF:1.0MB)
    和田尚之
    クリーンラーチの適地植栽を進めるため,ならたけ病被害状況をカラマツと比較したところ,クリーンラーチのほうがなら
    たけ病のリスクが高いことがわかりました。ならたけ病の被害を適切に把握できるようにならたけ病の特徴を解説しました。
     
  • 道南支場(函館市)における産地別ブナの開葉状況(PDF:621KB)
    清水 一
    函館市にある林業試験場道南支場に植栽して25年経過した産地別のブナ見本林の開葉状態を調査しました。開葉が早いのは
    東北,北海道産で,次いで長野産,富山産,鳥取産で,これより遅いのは岐阜産で,最も遅いのは愛媛産でした。また,産
    地別開葉の遅速は,3年生の苗木時代と植栽後25年経過した成木で順番に変化はありませんでした。
     

No.208号(2023年9月発行)

No.208全編(PDF:4.0MB)

  • 自然に近い森林を取り戻すために-稚樹と上層木,ササ,シカの関係を考える-(PDF:1.3MB)
    明石信廣
    森林を更新させるには,稚樹の定着,成長を妨げる上層木,ササ,シカとの関係を同時に考える必要があります。シカの影
    響が強い場所での確実な更新には,シカを排除する柵の設置が不可欠です。上層木の影響によるササの衰退も活用しなが
    ら,上層木を伐採する時期や方法を考えなければなりません。
     
  • 60年生ヨーロッパトウヒ人工林における間伐強度試験(PDF:684KB)
    滝谷美香・大野泰之・内山和子・蝦名益二・山田健四
    間伐強度5段階で間伐試験を行った60年生ヨーロッパトウヒ人工林について,立木個体の平均成長量,林分材積成長量及び生
    残率について比較しました。間伐率の影響は平均直径への影響が大きく,また間伐から3~5年後の林分の純成長量を増加さ
    せることがわかりました。
     
  • 国土地理院5m数値標高モデルの精度はどの程度か?-作成方法と地形の影響-(PDF:565KB)
    津田高明
    作成方法の異なる3種類の国土地理院5m数値標高モデル(DEM)の標高精度について分析した結果,レーザ測量を基にした
    DEMは写真測量を基にしたDEMよりも全体的に精度が高いこと,傾斜の変換点付近で,どの作成方法でも精度が下がる可能
    性がわかりました。
     
  • アイヌの樹木利用と植物分類学(PDF:809KB)
    新田紀敏
    アイヌ文化に関わる自然ガイドを目指すアイヌの若者を含む人達を対象とした研修会で植物(樹木)の解説をする機会を得
    ました。それを契機に調べたアイヌ文化・アイヌ語と樹木名に関するエピソードに参加者から聞き取ったアイヌ文化の一端
    を交えて,主に植物分類学に関連した内容を紹介します。取り上げたのはイチイ,サクラ類,オヒョウ,シナノキ類,ヤナ
    ギ類,マタタビ類,タラノキ,ハリギリです。
     

No.207号(2023年7月発行)

No.207全編(PDF:7.0MB)