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林業試験場

光珠内季報-令和3年度-

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令和3年度(No.199~202)

No.202号(2022年3月発行)

No.202全編(PDF:7.1MB )

  • 道内での治山ダム改良による縦断的な河川連続性の再生(PDF:1.2MB)
    石山信雄・速水将人
    治山ダムの改良が縦断的な連続性の再生を通じて渓流魚の保全に寄与することを解説しました。また,改良効果のモニタリングを
    効率的に行う手法の一つとして,環境DNAメタバーコーディングの利用可能性や利用上の留意点についても併せて報告しています。
  • 治山ダムと周辺の地形・植生を測る新しい方法 -その1:ドローンを用いた空中写真測量- (PDF:1.5MB)
    速水将人・中田康隆
    森林を流れる川の上流域には,「治山ダム」という小規模な人工構造物が設置されています。本稿では,リモートセンシング技術
    を応用した治山ダム周辺の地形と植生を効率的に把握できる手法について紹介します。
  • 治山ダムと周辺の地形・植生を測る新しい方法 -その2:iPad LiDARを用いた3D測量- (PDF:1.1MB)
    速水将人・中田康隆・濱坂 晃
    森林を流れる川の上流域には,「治山ダム」という小規模な人工構造物が設置されています。本稿では,iPad LiDARを活用した治
    山ダム周辺の地形・植生の3D測量方法と,その応用例として3Dプリンターにより作成した治山ダムの3D模型作成方法について紹
    介します。
  • 北海道産ノリウツギと和紙の関係(PDF:1.1MB)
    錦織正智
    北海道で採れるノリウツギの樹皮は,和紙の原料「ねり」の材料として重用されています。道産ノリウツギは文化財の修復などに
    用いる伝統的な和紙をつくる上で不可欠な素材です。ここでは道産ノリウツギと和紙の関係と,和紙用途の樹皮の採取から出荷ま
    での工程を紹介します。
  • 現場写真で見る林内道路の侵食・崩壊 -路体消失- (PDF:1.8MB)
    佐藤弘和・津田高明・岩﨑健太・蓮井 聡・対馬俊之
    豪雨等の災害に伴い,林道や森林作業道で発生した道路の路体消失の状況について写真を使って紹介します。路体消失のタイプに
    は,盛土や路体を構成する土そのものの移動(すべり)による消失タイプ,路網内の排水に起因した消失タイプ,沢や川の水の流
    れに起因した消失タイプがありました。路体消失への対処方法では,盛土のり面崩壊が拡大する前の早期修復や洗い越しの活用な
    どがあげられます。

No.201号(2022年1月発行)

No.201全編(PDF:3.9MB )

  • グイマツ雑種F1の生育状況 -カラマツとの比較-(PDF:534KB)
    滝谷美香
    カラマツ一般苗に比較して,初期成長が良くネズミ被害に強いとされているグイマツ雑種F1は,植栽が始まってから40年以上が経
    過している。今後利用期を迎えるグイマツ雑種F1について,カラマツとの成育状況を比較し,今後の取扱等について考察を行った。
  • 地形モデルの違いによるUAV空撮画像を用いた樹高計測精度(PDF:783KB)
    蝦名益仁
    近年注目されている,UAV-SfM多視点ステレオ写真測量を用いた森林計測について報告します。本報告では特に,樹高に注目し,
    地形モデルが樹高計測精度にどのような違いを与えるかについて,道有林十勝管理区(浦幌町)のトドマツ人工林におけるUAV空
    撮,LiDAR計測,現地調査に基づく検証事例について紹介します。
  • 現場写真で見る林内道路の侵食・崩壊 -路面侵食-(PDF:2.0MB)
    佐藤弘和・津田高明・岩﨑健太・蓮井 聡・対馬俊之
    豪雨等の災害に伴い,林道や森林作業道で発生した道路の路面侵食の状況について写真を使って紹介します。路面侵食のタイプに
    は,わだちに水が集まって侵食される「路面集水型」,側溝から溢れた水で侵食される「側溝溢水型」,沢や川からの水が路面に
    流れて侵食される「渓流流入型」がありました。路面侵食への対処方法では,路面流水の分断と横断溝の通水維持などの維持管理
    が重要です。

No.200号(2021年12月発行)

No.200全編(PDF:5.2MB )

  • 光珠内季報200号発刊を迎えて(PDF:219KB)
    八坂通泰
  • 「樹木だより」を振り返る(PDF:1.1MB)
    寺澤和彦(道総研フェロー)
    「樹木だより」シリーズは,光珠内季報の7号(1971年1月)から129号(2003年2月)までの間,計60回にわたって不定期で連
    載されました。このシリーズの連載の経緯を振り返りながら,当時の林業試験場の造林・育林分野の研究の様子や主な執筆者の横
    顔などを紹介します。
  • 光珠内における林木育種の始まりから今,そしてこれから(PDF:1.5MB)
    黒丸 亮(道総研フェロー)
    光珠内に64年前に設立された事業所で始まった林木育種事業・研究について,現在までの経過,成果を振り返ってみると,継続で
    きた大きな要因は,組織と人材であった。今となっては少子高齢化によりその再現は困難と思われるが,それに換わる技術革新や
    組織改編,人材育成等による育種材料の増殖,育成,保全を「継続」できる早急な対策の構築が求められており,この戦略も国家
    事業として開始されていると思われる。
  • 林業試験場における森林防災研究を振り返る(PDF:563KB)
    佐藤 創(道総研フェロー)
    防災や流域保全を担当するセクションがこれまで54年間に行った,山地災害の防止と復旧に関する研究,防災林の管理と機能に関
    する研究,森林の風倒被害に関する研究,流域圏の物質循環に関する研究,水土保全機能に関する研究などについて振り返りを試
    みた。
  • 林業試験場における緑化研究 -樹芸から緑化樹そして樹木利用へ-(PDF:1.2MB)
    清水 一
    林業試験場の緑化に関する研究を各時代の組織体制別に記載した。研究分野としては,増殖,維持管理に関する緑化技術の開発,
    新しい緑化樹の創出,北海道内に生育している未利用樹種の活用方法があげられる。

№199号(2021年7月発行)

No.199全編(PDF:6.31MB)