森林研究本部へ

林業試験場

光珠内季報-平成27年度-

PDFファイルで閲覧ができます

バックナンバー



平成27年度(No.175~No.178)

No.178号(2016年3月発行)

No.178全編(PDF:1.99MB )

  • カラマツ種子を発芽促進処理せずにコンテナに播くとどうなるか(PDF:676KB)
    来田和人・今 博計
    P1~5
    カラマツ種子を低温湿層処理せずにコンテナに播くと処理しないときに比べて発芽率が17ポイント低下したため,その低下を抑える
    技術が求められる。苗長成長は遅れるものの1年で十分な大きさになるが,苗長成長を抑え,根元径の成長を促進して形状比(苗長/
    根元径)を低くする育苗技術が必要である。
  • ニセアカシアの萌芽再生能力の春夏秋冬(PDF:921KB)
    真坂一彦
    P6~9
    ニセアカシアの萌芽再生能力の季節性を検証したところ,伐採時期による萌芽再生能力は,夏<秋≒春<冬の順で高い傾向があった。
    根萌芽による再生力は,地表を被覆する草本の群落高に大きな影響を受けていた。駆除を目的とするのであれば,伐採後に発生した
    萌芽枝の摘み取りがより効果的だった。

No.177号(2015年12月発行)

No.177全編(PDF:2.88MB )

  • 遊休農地化した水田に侵入した樹木と土の様子(PDF:800KB)
    佐藤弘和・佐藤孝弘
    P1~4
    北海道における海岸遊休農地化した水田において,天然更新した樹木の状況と土壌の貫入抵抗を調査した。更新木は,ヤナギ類とハ
    ンノキ類が多かった。深さ0.6メートルまでの土壌の貫入抵抗からは,根や水を通しにくい硬い層がみられた。硬い土壌の影響が想定
    される遊休水田において,天然更新や植栽等を通じて林地転換を図る場合には,耕うんのような土壌改良が必要である。
  • 森林公園の利用者数データの活用方法(PDF:1.5MB)
    佐藤孝弘・棚橋生子
    P5~9
    森林公園の効率的な運営・管理手法づくりの一環として,本稿では森林公園の利用者数に着目し,利用者数の計測方法,利用者数の
    変動と背景要因,安全管理への利用者数データの活用方法,利用者数の予測手法をご紹介する。

No.176号(2015年9月発行)

No.176全編(PDF:2.5MB )

  • 海岸浸食による海岸林の被災(PDF:980KB)
    真坂一彦
    P1~4
    北海道における海岸浸食による海岸林の被災事例(むかわ町晴海,浦河町東栄,大樹町旭浜)を紹介し,北海道の海岸侵食の現状と
    海岸侵食の発生要因について説明する。
  • 天然林におけるエゾシカの影響を簡易に評価する(PDF:1.0MB)
    明石信廣
    P5~8
    幹の樹皮剥ぎや角こすり,樹木の枝葉やササの食痕,調査地周辺におけるシカ道,糞,足跡の有無などのシカの痕跡について,簡易
    なチェックシートを用いて調査することにより,北海道全体の天然林におけるエゾシカの影響レベルを大まかに把握できるようにな
    った。
  • 根釧地域におけるトドマツ第二世代精英樹の選抜(PDF:939KB)
    石塚 航・今 博計・来田和人
    P9~14
    根釧(釧路根室)地域に設定されたトドマツ検定林を対象として成長と材質を調査し,個体別に各形質の育種価を算出した。得られ
    た結果や諸被害有無等を加味し,第二世代精英樹の候補として,優れた遺伝的特性を有する45個体を選抜した。

No.175号(2015年5月発行)

No.175全編(PDF:7.01MB)