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道南農業試験場

白色葉腐病

白色葉腐病
病原菌 Rhizoctonia solani AG-2-1
病徴 収穫株(1番にら)でのみ発生する。はじめ萌芽遅延を起こす。やがて葉身先端部が白色となり,葉身全体が屈曲した葉が萌芽してくる。発病した一番にらを刈り取り,萌芽してくる二番にらで発生することはない。

発病株の萌芽遅延

発病株の葉先の腐敗
発生時期 3月
発生好適環境 圃場の排水不良部分,低温
診断方法 罹病組織を顕微鏡観察するとRhizoctonia属菌の菌糸が容易に確認できる。菌糸は幅6~10μmで,分岐を有し,分岐部でくびれ,分岐部付近に隔壁を形成する。胞子は形成しない。

発病株の顕微鏡観察。病原菌の菌糸

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