白色疫病
白色疫病 | ||
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病原菌 | Phytophthora porri | |
病徴 | 養成株の下位葉および上位葉に発生する。下位葉では接地した部位から淡緑色に腐敗し,やがて下位葉全体が発病する。上位葉では,葉身の先端部付近に長さ5~10cm程度の白色の病斑を形成する。先端部を2~3cmほど残して発病することが多い。下位葉のように葉身部全体が発病することはない。 | |
多発した圃場 |
罹病葉の葉先 |
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診断方法 | 罹病葉を顕微鏡下で観察すると無隔壁の菌糸が充満しており,これが診断の決め手となる。さらに罹病葉を長さ1㎝程度に切断し,蒸留水に浸漬し,4~15℃で2~3日放置するとレモン形~卵形,乳頭突起を有する遊走子のう(大きさ24.7~57.7×16.6~39.2μm)を形成する。遊走子のうの形成が確認できれば,より正確に診断できるが,遊走子のうの形成は不安定であり,形成しないことも多い。 | |
病原菌の遊走子のう |
無核壁の菌糸 |