褐色葉枯病
褐色葉枯病 | ||
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病原菌 | Stemphylium botryosum | |
病徴 |
養成株で発生する。発病株は,葉身に長径3~6cmの淡褐色・紡錘形病斑を形成する。 病斑ははじめ表面のみに生じるが後に裏面にまで達する。病斑が葉幅全体に拡がると,病斑部より先が淡褐色~淡紫色に変色し枯れる。古い病斑は中央部に褐色の分生子を噴出する。 |
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発生圃場 |
発病葉。初期中央、中期下段、末期上段。 |
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発生時期 | 5~6月,9~10月 | |
診断方法 | 古い病斑は中央部に褐色の分生子を噴出し,これは肉眼でも確認できる。古い病斑を採取し,これを顕微鏡下で観察すると褐色~無色,幅は平均5.3μmで先端部が膨らんだ分生子柄が確認できる。分生子は,分生子柄先端に単生し,褐色~淡褐色,俵形で縦横に隔壁を有し,大きさ平均30.3×21.9μmである。古い病斑がない場合は,15℃湿室に罹病葉を1~3日程度放置すると分生子を噴出する。 | |
病原菌の分生子 |