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林業試験場

ニレ科樹木の害虫

異常部位 症 状
幹・枝 表面に虫または異様なものが多数付着する。幹や枝に穴・傷はない。
葉・新芽 葉がなくなる、食べられる。または、葉が茶色になり、葉面にかじり跡がある。ときに糸がからむ。
葉の内部に空洞、そこに虫や虫糞。
表面に虫または異様なものが多数付着する。穴・傷はない。しばしば、黒い煤、縮れ、葉巻きなどの症状がみられたり、葉が黄色に変色する。
こぶがある。
実・種子 食べられる、かじり跡がある。

ニレ科樹木の葉食性害虫

ニレハムシ ニレハムシ 幼虫は体長最大10mm前後、7月に出現。尾端は吸盤状。腹脚はない。成虫は体長7mm前後、春~秋に出現。

ニレノミゾウムシ 葉に細かな穴が多数開く。

ヒオドシチョウ ヒオドシチョウ 体長最大約50mm、トゲが生える。体は黒く、黄色の模様がある。6月に発生。幼虫は小さなときは集団で葉上に糸を張り巡らす。

ニレチュウレンジ ニレチュウレンジ 体長最大約23mm。頭部と胸脚は黒色。胸腹部は乳白色から黄色で、多数の黒斑がある。集団性。7~9月に出現。

ニレクワガタハバチ ニレクワガタハバチ 体長最大約23mm。頭部と胸脚は黒色。胸腹部は乳白色から黄色で、多数の黒斑がある。集団性。7~9月に出現。

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ニレ科樹木の潜葉性害虫

ニレノミゾウムシ 葉に細かな穴が多数開く。

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ニレ科樹木の吸汁性害虫

エノキワタアブラムシ エノキの葉につく。

ミズキカタカイガラムシ ミズキカタカイガラムシ 最大長6mm。春~夏に幹や枝につく。

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ニレ科樹木の虫えい形成害虫

オカボノクロアブラムシなど オカボノクロアブラムシなど 6月、ニレの葉に長さ約7~8mmの赤いコブができる。夏以降、コブは茶色に枯れる。

ケヤキフシアブラムシ ケヤキフシアブラムシ ケヤキの葉に長さ約6~7mmのコブができる。コブは春は緑色だが、やがて茶色に枯れる。

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ニレ科樹木の実の害虫

オオモンキキリガ オオモンキキリガ 体長最大約30mm。春に発生。小さな幼虫は花や実を糸で綴って、中にいる。

エゾミツボシキリガ エゾミツボシキリガ 体長最大約40mm。春に発生。小さな幼虫は花や実を糸で綴って、中にいる。

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