1 粉砕物を利用する
木材などの木質バイオマスを原料として利用するため,原料を粉砕する様々な技術を紹介します。 |
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北海道では家畜敷料として,わら,モミガラ,牧草などの農業副産物に加えて,おが粉や樹皮粉砕物も多く利用されています。 |
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カラマツチップの暗渠疎水材は,季節に関係なく調達できることや耐久性が高いことなどから使用実績をのばしています。 |
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きのこの種類によって樹種との相性があるため,培地の調製に注意が必要です。 |
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シラカンバのチップを水蒸気で蒸すことで,牛の粗飼料となります。 |
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カラマツのチップを緑化樹の周りを覆うマルチ資材にすると,雑草予防や地温確保などの効果があり,景観もよくなります。 |
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コンテナに入れる培土をスギ材やスギ樹皮の粉砕物にすることで,移動作業の負担を軽減できます。イチゴ生産等の高設栽培法で利用されています。 |
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樹皮や樹木の葉を原料に用いて,有価重金属のウランや有害重金属のカドミウムなどを効率的に回収することができます。特に樹皮の粉砕物が良好な吸着能を示します。 |
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木粉に熱を加えたり,リン酸化処理することで,重金属吸着能を付与することができます。 |
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木粉に熱を加えたり,リン酸化処理することで,重金属吸着能を付与することができます。 |