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林産試験場

1 粉砕物を利用する


木質チップのイラスト

1-1 木材の粉砕技術

木材などの木質バイオマスを原料として利用するため,原料を粉砕する様々な技術を紹介します。

牛が寝そべる様子

1-2 家畜敷料

北海道では家畜敷料として,わら,モミガラ,牧草などの農業副産物に加えて,おが粉や樹皮粉砕物も多く利用されています。

暗渠疎水材の施工の様子

1-3 暗渠疎水材

カラマツチップの暗渠疎水材は,季節に関係なく調達できることや耐久性が高いことなどから使用実績をのばしています。

ブナシメジの写真

1-4 きのこ培地

きのこの種類によって樹種との相性があるため,培地の調製に注意が必要です。

牛が飼料を食べつ様子

1-5 木質飼料

シラカンバのチップを水蒸気で蒸すことで,牛の粗飼料となります。

マルチ資材の仕様例

1-6 マルチ資材

カラマツのチップを緑化樹の周りを覆うマルチ資材にすると,雑草予防や地温確保などの効果があり,景観もよくなります。

イチゴ栽培の様子

1-7 イチゴ栽培用土壌

コンテナに入れる培土をスギ材やスギ樹皮の粉砕物にすることで,移動作業の負担を軽減できます。イチゴ生産等の高設栽培法で利用されています。

松ぼっくりのイラスト

1-8 重金属イオン吸着

樹皮や樹木の葉を原料に用いて,有価重金属のウランや有害重金属のカドミウムなどを効率的に回収することができます。特に樹皮の粉砕物が良好な吸着能を示します。

木粉の写真

1-9 重金属イオン吸着材

木粉に熱を加えたり,リン酸化処理することで,重金属吸着能を付与することができます。

木質チップのイラスト

1-10 接着剤用の充填材

木粉に熱を加えたり,リン酸化処理することで,重金属吸着能を付与することができます。