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道南農業試験場

平成11年度道南農試公開デー


 平成11年度道南農試公開デーが7月27日(金)に開催されました。来年も、この時期に開催の予定です。みなさまのご来場をお待ちいたします。


(概況)

 7 7月27日、第5回道南農試公開デーが開かれ、最高気温が30℃を超える中、約180名の参加を得て盛況のうちに無事終えました。

場長の開催挨拶

 90周年を迎えた道南農試の研究はリフレッシュしました。「新研究基本計画」二年目を張り切ってスタートしました。
 野菜・花とお米の研究を重点に、品種改良、栽培管理、土壌施肥管理、病害虫管理の試験をいろいろ実施しています。
 公開デーは農業者のみならず、消費者の一般町民や市民の方々、小学生からお年寄りまで、農業試験場の仕事を広くご理解いただくために開催しております。今年で5回目となりました。
 今後とも地元の皆様と一体となり農業振興を機軸とした道南圏の経済活性化をめざして職員一同が一丸となって努力して参りたいと思います。今日は、見て、触って、聞いて、食べて、おみやげも加えて、十分に楽しんで下さい。


今年の参観案内の目玉は、

 世界一といっても良い水稲品種改良開発の大型ガラス「水田温室」と作業性を向上させるためのイチゴの「高設栽培」でした。
見学1 見学2

 その他、ネギ、トマトの栽培法、キャベツの病虫予察ほ場見学、インターネットの接続実演を見学してもらいました。
見学3 見学4

 また、記念館では、研究成果の展示パネルや昆虫、イネ品種、トマトの養分欠乏症の標本展示などをご覧いただきました。

 相談コーナーでは、農家や一般家庭の方から、スイカ、キャベツ、えんどう、りんご、お米などの生育異常や病害虫に関する多くの質問が寄せられました。

 その他、試食コーナーでは、北海道のおコメと本州のおコメの食べ比べ、節水栽培によるミニトマトの味比べ、道南農試で作ったハーブ茶の試し飲みが行われ、おみやげコーナーでは、ラベンダーの苗、ひまわり、風船のプレゼントに人気が集まりました。
相談

 来場者は、地元の大野町、七重町、函館市を中心とした近隣市町村からの方が多く、遠くは札幌方面からの方もいらっしゃいました。来場者の年齢層は50才代以上の方が大部分を占めておりましたが、今後の継続に当たっては、将来の農業を担う若年層の参加を多くすることも必要と痛感いたします。また、アンケート調査では貴重なご意見も寄せられており、今後の研究、普及に役立てたいと、場員一同、肝に銘じております。
 これからも道南農試をご贔屓(ひいき)いただきますことをお願い申しあげます。