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道南農業試験場

平成12年度道南農試公開デー


 平成12年度道南農試公開デーが7月27日(金)に開催されました。来年も、この時期に開催の予定です。みなさまのご来場をお待ちいたします。


(概況)

 7月27日(木)、第6回道南農試公開デーが開かれ、昨日までの雨が嘘のように青空が広がった中、約120名の参加を得て盛況のうちに終えました。

農試公開デ-にようこそ  (開催挨拶)

 2000年を迎えた道南農試の研究はリフレッシュしました。   お米と野菜・花の研究を重点に、大型温室の世代促進事業、いちごの高温障害、トマト、だいこん、にら、ほうれんそうんの栽培や病害虫管理など、いろいろな試験を実施しています。
 「技術普及部」が新たにスタートしました。各町村での課題解決に向けて迅速に取り組みます。今後とも地元の皆様と一体となり農業振興を柱とした道南圏の経済活性化をめざして職員一同が一丸となって努力して参りたいと思います。よろしくお願いいたします。
 今回も、見て、触って、聞いて、食べて、おみやげも加えて、十分に楽しんで下さい。(場長)

今年の参観案内の目玉は、

 生育中に点滴方式で肥料を与え、生育の制御や品質、収量を安定させる「養液土耕栽培」と作業性を向上させるためのイチゴの「高設栽培」と「ペットボトル栽培」でした。
見学1 見学2

 その他、ネギ、トマトの栽培法、キャベツの病虫予察ほ場見学、インターネットの接続実演を見学してもらいました。
見学3

 また、世界一といっても良い水稲品種改良開発の大型ガラス「水田温室」のII期作の播種直後を見学しました。
見学4

 また、記念館では、研究成果の展示パネルや昆虫、イネやいちごの品種、トマトの養分欠乏症の標本展示などをご覧いただきました。
展示

 相談コーナーでは、農家や一般家庭の方から、スイカ、キャベツ、えんどう、りんご、お米などの生育異常や病害虫に関する多くの質問が寄せられました。
相談1 相談2

 その他、試食コーナーでは、北海道のおコメと本州のおコメの食べ比べが行われ、おみやげコーナーでは、ハーブの苗、ひまわりのプレゼントがありました。

 来場者は、地元の大野町、七重町、函館市を中心とした近隣市町村からの方が多く、年齢層は40才代以上の方が大部分を占めておりました。また、2度目以上の方も多くいらっしゃいました。
 今後の継続に当たっては、将来の農業を担う若年層の参加を多くすることも必要と痛感いたします。また、アンケート調査では貴重なご意見も寄せられており、今後の研究、普及に役立てたいと、場員一同、肝に銘じております。
 これからも道南農試をご贔屓(ひいき)いただきますことをお願い申しあげます。