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道南農業試験場

平成13年度道南農試公開デー


 平成13年度道南農試公開デーが7月26日(木)に開催されました。
 今年も多くの方々の参加がありました。ありがとうございます。来年も、この時期に開催の予定です。みなさまのご来場をお待ちいたします。


(概況)

 7月26日(木)、第7回道南農試公開デーが開かれました。最高気温25.4℃のややむし暑い1日でしたが、約130名の参加を得て盛況のうちに終えました。

農試公開デ-にようこそ  (開催挨拶)

 道南農試はお米と野菜・花の研究、大型温室、いちごの新技術、トマト・にら・ほうれんそう・大納言小豆・黒大豆などなど、いろいろな試験を実施しています。
 場内試験が半分、各町村の農家ほ場をお借りしての試験が半分ですが、それぞれ地域に役立つ仕事をめざして取り組んでいます。
 今後とも地元の皆様と一体となり地域農業の振興に向かって、職員一同一丸となって努力して参りたいと思います。よろしくお願いいたします。
 さて、今年の目玉は何んでしょうか?。ご自分で探してみてください。
 今回も、見て、触って、聞いて、食べて、おみやげも加えて、十分に楽しんで下さい。(場長)

今年の参観案内の目玉は、

 生育中に迅速な栄養診断を行い、その診断結果から、点滴方式で肥料を与え、生育の制御や品質向上や収量を安定させる画期的な技術「養液土耕栽培」と作業性を向上させるためのイチゴの「高設栽培」による長期どり試験でした。
見学1 見学2

 その他、キャベツの病虫予察ほ場見学、インターネットの接続実演を見学してもらいました。
見学3

 また、世界一といっても良い水稲品種改良開発の大型ガラス「水田温室」のI期作のたわわに稔ったイネを見学しました。
見学4

 また、記念館では、研究成果の展示パネルや昆虫、イネやいちごの品種、トマトの養分欠乏症の標本展示などをご覧いただき、病害虫の診断も行いました。
展示

 相談コーナーでは、農家や一般家庭の方から、スイカ、キャベツ、えんどう、りんご、お米などの生育異常や病害虫に関する多くの質問が寄せられました。

 その他、試食コーナーでは、北海道のおコメと本州のおコメの食べ比べが行われ、おみやげコーナーでは、ハーブの苗のプレゼントがありました。
試食

 来場者は、地元の大野町、七飯町、函館市を中心とした近隣市町村からの方が多く、年齢層の多くは40才代以上でしたが、今年は20才代も多く、10才未満の子供たちの参加もありました。
 また、2度目以上の方も多くいらっしゃいました。
来場者

  今後の継続に当たっては、将来の農業を担う若年層のさらなる参加を多くすることも必要と痛感いたします。また、アンケート調査では貴重なご意見も寄せられており、今後の研究、普及に役立てたいと、場員一同、肝に銘じております。
 これからも地域とともに歩む道南農試をご贔屓(ひいき)いただきますことをお願い申しあげます。