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林産試験場で開発した成果品を紹介しています 写真をクリックすると関連記事を見ることができます(2010/1/18更新)
色彩浮造り合板 着色した接着剤で製造した合板の表面をブラシなどで研削することによって、晩材部を浮き立たせる「浮造り加工」と同時に、木目に沿って着色部を露出させます。 着色する色を変えることで様々なイメージを創出することができ、表面の色彩と凹凸により、特徴的な意匠を持つ合板の製造が可能となりました。 ※本技術は「色彩浮造り合板とその製造方法」として特許出願中です。
おが粉乾燥機の全体構成
小ロット生産用おが粉乾燥機 製材過程で発生するおが粉は様々な分野で利用されていますが、その際、品質・製品歩留まり向上のため用途に応じた最適な水分量に調整する必要があります。この装置は小規模生産(1t/日以下)に適しており、原料の投入・排出を自動で行うことで乾燥機内の温度を維持し、エネルギーコストを低減しました。 ※この装置は(有)真貝林工との共同研究で開発し、同社で燃料用ペレット生産に使用されています。
木造と鉄骨造畜舎のCO2排出量の比較
木造畜舎の環境優位性の評価 木材は他の材料と比較して部材製造時の消費エネルギーが小さいことから、環境に優しい材料と考えられています。しかし、原料調達や輸送、加工には化石エネルギーが消費されておりCO2の排出量はゼロではありません。 そこで、木材の環境優位性を科学的に把握・評価するために、牛舎構造部材の製造・輸送までのCO2排出量を分析したところ、排出量は部材のCO2固定量より十分に小さく、鉄骨造牛舎との比較では30%のCO2排出量削減効果が認められました。
国産材や廃木材からの構造用MDF MDF(中密度繊維板)は家具や内装材などに広く利用されていますが、住宅下地材などの構造用途に使用する場合、たわみやすいことや長さ方向の伸び縮みが大きいこと、また、原料の多くを輸入に頼っていること等が課題でした。そこで、国産材や廃木材を原料として木材ファイバーの解繊条件などを検討し、構造用として十分な性能を持つMDFの製造条件を明らかにしました。
遮炎性能を付加した木材・アルミ複合カーテンウォール 防火規制を受ける都心部においても、公共建築物やホテルなどの連続した大開口部(カーテンウォール)に使用可能な木材・アルミ複合サッシを民間企業と共同で開発しました。遮炎性能に加え、木製サッシの断熱性、意匠性とアルミサッシの耐候性とを併せ持っています。 ※現在、防火設備として国土交通省の認定を申請中です。
処理用の容器と アセチル化されたスギ円柱材
木材乾燥装置による気相アセチル化木材 木材を酢の成分(酢酸)と反応させ結びつける「アセチル化」は、一度の処理で耐朽性や寸法安定性、耐候性など複数の性能を向上させることができます。また、酢の成分しか含まないため、人や環境に対し安全安心な処理方法です。 アセチル化木材の実用化を目指し、既存の木材乾燥装置において簡易な容器と少ない薬剤使用量で処理できる「気相アセチル化」技術を開発しました。
道産きのこのセラミド生産効率向上技術 グルコシルセラミド(セラミド)は、保湿作用や抗アトピー性効果などから注目を集める機能性成分です。様々な道産きのこのセラミド含有量を評価したところ、タモギタケのセラミド生産効率が高いことがわかりました。そこで、多数のタモギタケ菌株から、従来の1.3~1.5倍のセラミド生産効率を持つ菌株を選抜するとともに、セラミド生産効率をさらに高める栽培技術を開発しました。
2008の成果品
2007の成果品
2006の成果品
2004~2005の成果品
2003の成果品
2002の成果品
2001の成果品
1998の成果品
1997以前の成果品