ブナ科樹木の害虫
ブナ科樹木(ブナ・ナラ・クリ)の害虫
2011/3/31
異常部位 | 症状 |
幹・枝 | 穴、木くず、虫糞、ヤニなどがみられる。細枝の樹皮がかじられる。 |
表面に虫または異様なものが多数付着する。穴・傷はない。 | |
コブなど異常な変形。 | |
葉・新芽 | 葉に穴や食べ痕。または、葉面にかじり痕。 |
表面に虫または異様なものが多数付着する。穴・傷はない。変色する。しばしば、葉が黒ずむ、または黄色に変色したり、枯れる。 | |
コブなど異常な変形。 |
ブナ科樹木の穿孔性害虫
ブナ科樹木の葉食性害虫
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ゴマダラオトシブミ クリの葉が俵状に巻かれる。糸は絡まない。中に卵や幼虫、虫糞がみられる。
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オオクシヒゲシマメイ オオクシヒゲシマメイガ 体長最大約30mm。6月にナラ類やクリの葉を巻いて食べる。
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ナラのメイガの1種 ナラのメイガの1種 体長最大約20mm。8~9月に集団で葉や枝に糸を張り巡らす。
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ナミスジフユナミシャク ナミスジフユナミシャク 体長最大約20mm。春に広葉樹各種の若葉を食べる。普通、葉を巻いて、その中にいる。
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チャバネフユエダシャク チャバネフユエダシャク 体長最大約40mm。春に広葉樹の若葉を食べる。
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シロフフユエダシャク シロフフユエダシャク 春にカシワを食べる。
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オビカレハ オビカレハ 体長最大約60mm。春に発生。集団性。糸で膜状の巣を作る。
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オオトビモンシャチホコ オオトビモンシャチホコ 体長最大約50mm。春に集団で葉を食べる。
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ブナアオシャチホコ ブナアオシャチホコ 体長最大約50mm。夏にブナの葉を食べる。
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アカヒゲドクガ アカヒゲドクガ 体長最大約55mm。頭の両側近くに黒い長い毛束、背中の中央付近と尾端にブラシ状の毛束がある。成長すると羽毛のような毛が混じる。春から初夏に発生。
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マイマイガ マイマイガ 体長最大約60mm。背中にコブが二列に並び、前の3対は青く、後の6対は赤い。頭部は茶~灰色、黒い八の字の斑紋がある。春から初夏に発生。
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カシワマイマイ カシワマイマイ 体長最大約70mm。小さなときは黒く、背中が2カ所でオレンジ色。大きくなると体は茶色または灰色。頭部の両側と尾端には長い毛束がある。春から初夏に発生。
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ヨシノコブガ ヨシノコブガ 体長最大約10mm。7月にクリの雄花につく。多発すると葉にもつき、表面を削るように食べる。
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ミズナラハバチ ミズナラハバチ 体長最大約20mm。体は白粉で覆われる。春にミズナラの若葉を食べる。
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ナラムレナメクジハバチ ナラムレナメクジハバチ 体長最大約12mm。集団性、粘着物質に覆われる。夏にミズナラの葉裏を削るように食べる。
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クリオオアブラムシ クリオオアブラムシ 体長最大約5mm。クリやミズナラなどの若枝に群生する。成虫の一部は黒い翅(はね)を持つ。
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ナラフサカイガラムシ ナラフサカイガラムシ 最大長約1mm。コナラやミズナラの枝や幼木の幹につく。
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ブナカイガラタマバエ ブナカイガラタマバエ ブナの葉の葉脈上に小さなこぶが並ぶ。
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ナラエダムレタマバチ ナラエダムレタマバチ 春、ナラ類の枝や幼木の幹に緑色のこぶがまとまってつく。こぶの幅は5~6mm。
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クリタマバチ クリタマバチ クリの枝先がふくらむ。