光珠内季報-平成26年度-
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平成26年度(No.172~No.174)
No.174号(2015年3月発行)
No.174全編(PDF:2.62MB )
- 蜜源としてのニセアカシア(PDF:523KB)
真坂一彦
P1~4
外来種外来種ニセアカシアは,北海道ではハチミツ生産量がもっとも多く,かつその年変動の小ささから,もっとも重要な蜜源と
なっています。ニセアカシアのハチミツは,道央や道南で多く採られていますが,ニセアカシアが炭鉱関連施設跡やカラマツ林造
成地の不成績地などを中心に分布していることがあげられます。養蜂業のミツバチはイチゴやリンゴなどのポリネーションに利用
されますが,ポリネーション終了後にニセアカシアの開花期を迎えるため,疲弊したミツバチの建勢にニセアカシアが貢献します。 - 道産多年生ツル植物でグリーンカーテンを(PDF:455KB)
山田健四・棚橋生子
P5~8
札幌市と美唄市において,グリーンカーテンの温度抑制効果や心理的効果,グリーンカーテンの生育状況などを調査した。グリー
ンカーテンは壁面付近の気温を最大15℃以上低下させ,利用者アンケートからも肯定的な意見が得られた。道産多年生ツル植物は
初夏の生育高を稼ぐことが可能であるが,被覆率はクズ以外の種では低い値にとどまり,効果的に被覆を得るためには一年生植物
との組み合わせが望ましいことが分かった。 - カラマツの天然更新地はどうなった? (PDF:925KB)
中川昌彦
P9~16
カラマツの天然更新地がカラマツ林に成林するかどうかを探るため,過去に報告されてきた道内のカラマツ天然更新地の現況を調
査した。その結果,カラマツ林が成林しているかどうかを判断するのが可能であった12箇所のうち,広葉樹林化が1箇所,混交林
化(広葉樹+カラマツ)が5箇所,成林が6箇所であった。また成林していた6箇所のうち4箇所は耕作放棄地または農地法面であ
り,林地においてカラマツ林が成林していたのは,8箇所中わずか2箇所であった。カラマツが天然更新してもその後広葉樹林化あ
るいは広葉樹との混交林化する可能性が高いと考えられた。
No.173号(2015年1月発行)
No.173全編(PDF:1.9MB )
- 津波の力に対する海岸林の抵抗性を評価する(PDF:470KB)
鳥田宏行
P1~3
海岸林の津波の力に対する抵抗性を評価するために,簡易モデルを構築し,実際に津波被害が発生したクロマツ海岸林の被害調査
データを用いてその有用性を検証した。その結果,モデルにより得られた結果は,海岸林の抵抗性を評価し,また被害形態につい
ても定性的に一致した。 - 森林管理者の協力による効率的なエゾシカ捕獲(PDF:849KB)
明石信廣・南野一博
P4~7
エゾシカの主な生息地である森林において,効率的にエゾシカを捕獲するには,森林管理者の協力が不可欠である。狩猟者による
捕獲をうながすだけでなく,モバイルカリングなどの管理型捕獲によって,森林管理者自らが森林被害防止のためにエゾシカ捕獲
をすることが求められている。
No.172号(2014年6月発行)
No.172全編(PDF:6.9MB)
- 林業試験場が平成26年度に取り組む試験研究のあらまし(PDF:596KB)
- 平成26年北海道森づくり研究成果発表会(森林整備部門)について(PDF)
- (1)樹木の新しい価値“香り”に関する研究(PDF)
- (2)障がい者のための森林利用のあり方を考える-知的障がい者の余暇活動としての森林利用-(PDF)
- (3)津波減災を目的とした海岸防災林の整備方法の開発に向けて(PDF)
- (4)枯れても財産!-立枯れ木の管理-(PDF)
- (5)トドマツ人工林の新たな施業指針について(PDF)
- (6)カラマツの天然更新施業を成功させるためには?(PDF)
- (7)北海道産ツル植物の活用に向けて(PDF)
- (8)胆振・日高地方において2013年春季に観察されたクロマツの赤枯れ現象の発生状況と原因(PDF)
- (9)乾燥冷凍貯蔵したブナ堅果の発芽率の地理変異(PDF)
- (10)炭素固定能の高い木材生産システムの提案 -地球温暖化と生産構造の変化に対応できる北海道農林業の構築-(PDF)
- (11)北海道固有の森林資源再生を目指したエゾマツの早出し健全苗生産システムの確立
-播種床における病害回避方法とその効果-(PDF)