光珠内季報-平成30年度-
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平成30年度(No.187~No.190)
No.190号(2019年3月発行)
No.190全編(PDF:2.6MB )
- 林業現場でのUAV(ドローン)を活用するために(PDF:564KB)
竹内史郎
P1~4
林業現場で急速に普及しつつあるUAV(ドローン)について,UAVを使うことで何ができるようになるのか,また画像処理の必要性
やそれに適した写真撮影方法について紹介した。さらに運用上の注意事項についても記述した。 - カナダと北海道におけるキクイムシ被害の発生状況の比較(PDF:700KB)
小野寺賢介
P5~10
2000年以降,世界的にキクイムシの被害が過去にない規模で発生している。その要因として,気温の上昇と森林の高齢化が指摘され
ている。そこで,北海道でも同様の要因が大きな影響を及ぼすことで被害が増加していくのか,カナダのブリティッシュコロンビア
州との比較により検討した。 - 昔,ツルコケモモはヌマボボと呼ばれていた(PDF:916KB)
錦織正智
P11~15
野生の植物が栽培植物へ至る過程における人間と植物の関係についてクランベリーを例に説明した。また,林業試験場で取り組みを
はじめた本道に自生するツルコケモモの栽培化の研究について紹介する。
No.189号(2019年1月発行)
No.189全編(PDF:3.0MB )
- 小型自走式刈払機の使用にともなう下刈り作業時間短縮化事例 -平坦・緩傾斜の耕作跡造林地の場合-(PDF:549KB)
蓮井 聡・来田和人
P1~4
小型自走式刈払機を使用した下刈りの実証試験を,平坦・緩傾斜の耕作跡造林地で行った。小型自走式刈払機を使用した下刈りは従
来の方法より作業時間が短縮すること,傾斜の増加にともない短縮できる時間が短くなることなどが分かった。 - 知っていて損のない「林内路網の基礎知識」 -北海道林業統計から読み解く道内の林道-(PDF:601KB)
佐藤弘和
P5~9
北海道林業統計を用いて,北海道に作設された林道の状況を整理した。北海道における林道+森林内の公道の延長は約49,000kmに
も達しており,高速道路や国道・道道・市町村道の総延長の1/2に達する。林道延長(林道のうち自動車道+公道)が長い振興局管
内は,オホーツク,上川,十勝総合振興局であった。各振興局内で実施されている森林蓄積や伐採・造林事業と,林道延長の間には,
強い相関関係がみられた。 - 十勝地方の郷土資料における春耕期の風害とカラマツ耕地防風林に対する地元の認識 (PDF:639KB)
中川昌彦
P10~15
十勝平野の郷土資料における春耕期のカラマツ耕地防風林の防風効果に関する評価を調査したところ,十勝平野の農家の間には,開
葉前や開葉後間もないカラマツの耕地防風林が優れた防風効果を有しているとの共通認識があったと考えられた。 - 知的障がい者のための森林活動への電波探知技術の導入
-フォックスハンティングの要素を取り入れた森林活動の実践-(PDF:590KB)
佐藤孝弘・菅野正人・棚橋生子
P16~21
探索型の森林活動における参加への公平性や活動への関心の向上を目的に簡易な電波発 信機を用いた森林活動を実践した。これに
より,活動への関心を高めることができた一方, 参加への公平性の確保に関してはさらなる検討が必要とされた。
No.188号(2018年11月発行)
No.188全編(PDF:2.9MB )
- 小型自走式刈払い機は林地でどこまで使えるのか? -ブッシュカッタージョージの挑戦-(PDF:1MB)
渡辺一郎
P1~5
市販されている河川敷法面などの草刈り作業に開発された小型自走式刈払い機を林地に持ち込み,地拵え作業への導入条件について
検討した。刈払い能力はチシマザサや根元径8cm程度の灌木の破砕が可能だった。ただし,林地の残材と根株(伐根)の存在が大き
な障害となるが,残材を除去した林地では,肩掛け式刈り払い機の14倍の生産性となる可能性があることが分かった。 - 世界各地の取り組みから考える生物多様性保全と木材生産の両立(PDF:1.1MB)
明石信廣
P6~9
生物多様性保全と木材生産の両立に向けて,全体で木材生産しながら生物への影響を軽減する「土地の共用」と,限られた森林で効
率的に木材生産することで残りの森林を保護する「土地の分割」が考えられている。北海道では前者の考え方のもと,生物にとって
重要な要素を人工林に残すことが重要である。 - カラマツの天然更新地はなぜ広葉樹林化、 広葉樹との混交林化するのか?(PDF:654KB)
中川昌彦
P10~14
カラマツの天然更新地が広葉樹林化,広葉樹との混交林化しやすい原因について調査した。カラマツ稚幼樹がシラカンバやウダイカ
ンバなどの早生広葉樹に比べてエゾヤチネズミの被害を受けやすいことや成長がおそいことが,その原因と考えられた。
No.187号(2018年6月発行)
No.187全編(PDF:6.0MB)
- 林業試験場が平成30年度に取り組む試験研究のあらまし(PDF:676KB)
- 平成30年北海道森づくり研究成果発表会について(PDF:187KB)
- (1)保残伐の導入は水土保全機能への影響を緩和できるか?
- (2)保残伐の導入は木材生産と収益性に影響するのか?
- (3)保残伐の導入は渓流生態系への影響を緩和できるか?
- (4)保残伐の導入はどのような場所が対象になりうるか?
- (5)アカエゾマツ間伐シミュレーションソフトウェア及び改訂版アカエゾマツ人工林施業の手引きの紹介
- (6)立木の太さから見た広葉樹資源の特徴
- (7)完成しました!! 樹木内部欠陥非破壊診断装置
- (8)カラマツヤツバキクイムシ被害拡大抑制技術の開発
- (9)北海道網走湖産ヤマトシジミにおける陸上植物由来の餌の起源推定
- (10)海岸林の津波抵抗性と施業の関係
- (11)エゾシカを効率よく捕獲するために~誘引餌の選定と給餌期間の検討~
- (12)表土埋戻し及び施肥がミズナラ苗の植栽当年の成長に及ぼす影響
- (13)石炭露天掘り跡地の緑化樹木の成長
- (14)コンテナを用いたクリーンラーチ挿し木苗幼苗の生産技術の開発
- (15)労働強度軽減に向けたコンテナ苗植栽システムの開発